独)住宅金融支援機構は19日、2017年度「民間住宅ローンの貸出動向調査」結果を発表した。17年7~9月に、民間住宅ローンを取り扱う金融機関329機関に対し、アンケート調査を実施。有効回答数は311件。
新規貸出額の金利タイプ別構成比は、「変動金利型」が49.9%(前年度比11.9ポイント減)と大幅に減少。一方、「10年固定型」28.8%(同10.6ポイント増)、「10年超固定型」7.3%(同5.4ポイント増)が大幅に増加した。今後重視する商品特性については、「10年固定型」の割合が62.2%(同4.4ポイント減)と最も多く、次いで「変動金利型」が58.0%(同6.3ポイント増)、「全期間固定型」が21.2%(同2.6ポイント減)となった。
住宅ローンの積極化方策では、「商品力強化」が53.3%(同6.9ポイント減)と最多。「借換案件の増強」52.5%(同7.3ポイント減)、「金利優遇拡充」39.7%(同9.1ポイント減)と続いた。
取扱検討中の商品については、「リバースモーゲージ」が55.7%(同1.3ポイント減)と最も多く、次いで「サービス付き高齢者向け住宅建設用のアパートローン」が8.9%(同1.9ポイント減)、「自宅を賃貸し、賃料を担保とした住宅ローン」が7.6%(同5.3ポイント減)。
今後重視する商品では、「新築向け」が80.7%(同4.4ポイント増)と最も多く、「中古住宅向け」は71.1%(同7.4ポイント減)が続いた。
『R.E.port』より抜粋
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